劇場版 美しい彼～eternal～【あらすじ・配信サイト・原作小説・個人的オススメ度】

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『劇場版　美しい彼～eternal～』の概要

無口で友達もいないクラス最底辺“ぼっち”平良が一目で恋に堕ちたのは、圧倒的に美しく、そして冷酷、クラスの頂点に君臨する人気者“キング”清居だった。高校を卒業し紆余曲折の末、恋人同士になった平良と清居は、平良の家で幸せな同棲生活をおくっていた。
大学卒業が近づき、人気カメラマン・野口のアシスタントとして働きはじめた平良は、プロの仕事を目の当たりにし、俳優として活躍の場を広げる清居の邪魔になりたくないと、清居との距離を少しずつ置くようになっていく。「清居は神様」であり尊い存在としか考えられない平良と、平良と対等な「普通」の恋人になりたい清居は、お互いを想い合いながらも、少しずつすれ違ってゆく――。

引用：公式サイト

公開／2023年
時間／1時間43分
出演／萩原利久　八木勇征　高野洸　他
監督／酒井麻衣
脚本／坪田文
原作／凪良ゆう
制作／劇場版「美しい彼～eternal～」製作委員会

みんな大好き『美しい彼』の劇場版です！
シーズン２があそこで終わっているという事は、劇場版はあの話だけどちゃんとまとまるのかな？と勝手に心配していました。
そんな心配は無用でしたね。
きれいに端折ってあってわかりやすく、あっという間の1時間43分でした。

『劇場版　美しい彼～eternal～』を観られる配信サイト

2023年11月現在、『劇場版　美しい彼～eternal～』を視聴できる配信サイトは以下の通りです。

無料（月額課金）で観られる配信サイト

• ＮＥＴＦＬＩＸ

有料レンタルはこちら（別途月額課金）

• Ｕ－ＮＥＸＴ（399円）
• ＴＥＬＡＳＡ（550円）

有料のレンタルのみの利用可

• ＲＡＫＵＴＥＮ　ＴＶ（440円）
• Ｈｕｌｕストア（550円）

今の所、見放題はＮＥＴＦＬＩＸのみです。
見放題だと永遠に観ちゃってヤバい事になりそうです・・・。

『劇場版　美しい彼～eternal～』の原作小説

憎らしい彼 美しい彼2【SS付き電子限定版】【電子書籍】[ 凪良ゆう ]

映画の内容は2巻に収録されています。
映画は結構端折られていますし、改変してある部分もありますので、小説はまた新鮮な気持ちで読めます。
というか、映画観てからまた読み直してしまいました。
やっぱり面白い～。

『劇場版　美しい彼～eternal～』の個人的オススメ度

完全に★★★★★です。
最高です。サービスシーンも満載です。
いやいや、それ目的じゃないんですけど、やっぱり原作の小説がお話がしっかりして面白い上に、映画では限られた時間で必要な部分をしっかり入れた作りで無駄がなく映像も相変わらずキレイで素晴らしかったです。

→クリックでネタバレ感想を表示

清居と平良について

今回も清居がかわいいです。
まず浮気されたと勘違いして平良に馬乗りになって殴ろうとする所がかわいい。
安心してからエビコロ食べさせろのジェスチャーがまたかわいい。おくちがちっちゃい。
そして！！バックハグ！！です！！
この時清居の方が小さく見えるし平良の肩に顎を乗せるのがまたかわいいのよ～。

でも個人的には原作の平良が家で倒れてて、清居が帰ってきたら足でひっくり返すっていうのが好きなので映像でも観たかったなぁ。
平良が料理をたくさん作って、清居が何かあったって気付くのもほっこりしていいんですけどね。

で、お風呂シーンです。え、初めて一緒に入ったの！？めちゃくちゃ意外です。
原作だと初めてがお風呂ですし。
てか清居といえばお風呂に浸かるっていうイメージがあったので（絶対平良が沸かすし）え、シャワー派だったの！？しかも平良知らなかったの！？と驚愕しました。
あと「推し量れ」の会話もちょっと唐突すぎたような気がします。
小説だとその前のやり取りから、「俺が嫌がっても～」のセリフになり、また別の時に落ち込んだ清居の気持ちを「推量しない」と言われての「推し量れ」なので、ちょっと急だし詰め込みすぎだったかもしれません。

しかし、そんな違和感をも薙ぎ払うような暴力的なまでに美しいエロシーンに「どうでもいいやー」と頭空っぽの視覚と聴覚だけの生き物になってしまいました。
そんな圧倒的な力を持つのが『美しい彼』なんですねー。

そして、今回メインとも言うべき平良の覚醒（ってわけでもないか。必要があればすぐリミッター外すんだもんね）ですが、安奈からの電話を受けて画面が暗くなってからの目のドアップの流れ、まるでホラー映画じゃないですか・・・。
これからどんな惨劇が起こるのか・・・みたいな。
平良の心があの映像だけでものすごく伝わってきました。
vs設楽のシーンもさすがでした。キングスマンやパラサイト～半地下の家族～を彷彿とさせます。

一個だけ清居に言っておきたい事があります。
内見や外を出歩く時は変装しなさい！
美少女アニメTシャツじゃなくてもいいから、少しはバレないように気を付けた方がいいよ！
あの不動産屋も何言いふらすかわかんないからね！
あと単純にメガネと帽子姿とかが見たい。

設楽について

先日初めて『おっさんずラブ　2016』の田中圭さんの相手役が、今回安奈のファンの設楽役の落合モトキさんだと知ったのですが、今回はマジでキモい役で役者さんってすごいなと思いました。
ハセの時はあんなに萌え散らかしたのに～。
設楽の仕草や喋り方、めちゃくちゃキモかったですね（褒めてます）。
昔彼女いたはずだけど本当か？と思いました(笑)。

安奈と桐谷くんについて

安奈と桐谷って並ぶとすごく絵になりますね！
すごくお似合いでした～。
桐谷めっちゃ令和のアイドルって感じでした。
そういえば清居はなぜか桐谷に対して弱かったですね(笑)。

野口さんと香田くんについて

野口さんは相変わらず大人の余裕がありましたね。
ラーメンの食べ方がうまそうで見てると食べたくなっちゃう。
てか、野口さん野村伊兵衛賞獲ってるやん！（原作では木村伊兵衛賞）
なんで～？今後の何か伏線？

そんで今回は香田くん（野口さんのチーフアシ）も蚊帳の外にならずに全現場にいたのね。ハブかれて平良に悪態つくイメージだったから実写ではハブかれなくて良かったねと思いました。

小山について

小山、卒業でもう平良と会わなくなるんだね・・・。
仕方がない事だけどかわいそう。
ずっと清居清居言ってる平良を傍で見てて諦めるの辛かっただろうなぁ。

原作よりもドラマの小山はさっぱりしてて男らしい気がします。
別れの挨拶する小山、カッコよかったです。
早く彼氏出来たらいいね。スピンオフで幸せになってほしい。
でも機会があれば清居と二人でキャットファイトしてるとこ見たいです！

ラブシーンについて

まず問題のお風呂のシーンです。
あのシーンが始めの方に来ててマジでヤバイ。
まさかここでそんなシーンが来るとは思わなかったので腐女子を殺す気か？と思いました。
しかも平良何そんなスイッチ入っちゃって、いつの間にそんなにエロい子になったの！！いいぞもっとやれ！
この時、口同士のキスはしてないんですけど、後ろからってめちゃくちゃエロい。
清居も即メスモード入っちゃってるじゃん！息遣いがエロい・・・。

以前、BLのベッドシーンではなんで喘がないんだろう、禁止なのか？って思ってたけど、禁止じゃない事がわかりました！
ベッドシーンするならこのくらい皆やったらいいのに。

で、この鏡越しのって原作のアレですよね。
あれをそのままはさすがに映像化は出来ないもんね・・・。
素敵に映像にしてくれてマジ感謝です。
最後アヒル隊長でちゃんとオチるのがいいね。

そしてラストです。
病院への侵入と脱走がなかったのはちょっと残念だったけど、最後のラブシーンで全部吹き飛んでしまいました。
ファンタジーの世界のような美しさなのに、あんなになまめかしく濃厚なラブシーンがこの世に存在するなんて。
冒頭の夢のシーンから現実に繋がったような、ベールの演出も素敵でした。

普段、ちゃんとキス出来ないならキスシーンなぞなくていい、チュッとして離れ、チュッとして離れ、でごまかすくらいならベッドシーンなんかやるなと思っている私ですが、ひらきよのラブシーンは本当にひらきよの営みでした。
まるでひらきよの部屋の壁や布団にでもなっているかのような、本物を目の当たりにしている、そんな没入感です。
これがBLのラブシーンの最高峰であり完全体。
これは皆が目指すべき頂であると確信しました。
萩原さんと八木さん、マジで体当たりの演技だ・・・（脱帽）。
しかも毛の処理してるよね・・・。
腐女子としてはキレイなBLが見たいので、やっぱ毛がない方が嬉しいです。
普段から処理してるかわかんないけど、作品のためだとしたらめちゃくちゃ尊敬します。

しかし、映画館で観たら一体どうなってたんでしょう・・・。
やっぱりザワザワしたのかしら・・・。
ちなみに私は家で一人で観て、初見はあまりの衝撃で「うひょー」と声が出ていました。

ていうかあの映画全年齢・・・？
子供が観たらさすがにまずくないですか・・・。

『劇場版　美しい彼～eternal～』の総評

とっても映像が美しくて、話も面白かったです！
ひらきよのいちゃいちゃもたくさんあったし、二人とも仕事も頑張って成長したし、今後どんな成長を見せてくれるんだろうってとても楽しみになりました（出来れば続編をお願いしたい）。
安奈にも大変な事があったけど丸く収まったし、平良と清居もすれ違いを経て絆が強くなって思い出と交差するあのシーンはじーんときました。
めちゃくちゃ感動。

何はともあれ制作に携わってくれた方々、出演者の皆様に本当にお礼を言いたい作品です。
一生ついていきます！エターナル！